前回の続きを書いていきます。
3、選んだ理由
選択肢が出揃ったら、どれが1番良い解決策なのかを決めましょう。
決めるときに重要な要素となるのは、前提条件や背景です。
例えば前提条件として、以下があるとします。
使える予算はほぼない状態である。
イベント時間は2時間で行う。
今までとは違うやり方でイベントを行いたい。
このような前提情報だったとします。
そして、その上でどれがベストかを決めましょう。
選択の判断プロセスを細かくやると、比較項目を洗い出して「○、×、△」をつけていってもいいですね!
「この方法でもいいけれど、ここまでやることはあまりない」
その理由は「このプロセスを通さなくても、納得できる理由を作れるから」からです。今回のケースでは解決策として、「一人ひとりに仕事への思いを語ってもらう」を選んだとします。
ここに、以下の2つの理由付けをします。
◆前提条件を満たすこと
◆自分の言葉で本気で語り合うことが信頼関係を気づくために最も重要だから
上記のように2つの理由付けする事によって、分かりやすくなるのです。
4、解決策
最後に解決策を書き出します。
ここでは、具体的にどうやるのか補足して書くとなお良いです。
「一人ひとりに仕事への思いを語ってもらう」のであれば、より具体的に以下を付け加えます。
・5人でチームを組んで1人5分ずつ
・今年自分が本気で取り組んだ仕事というテーマで
・話した後は10分意見交換の時間をとって
・最後にチームで1人代表を決めて全員の前で話をする
このようにすると、より納得してもらいやすくなります。
文章化メソッドで、なぜ納得してもらえるようになるのか?
文章化メソッドを使って提案をすると、なぜ納得してもらいやすくなるのでしょうか。
その理由は、以下の2つが考えられます。
・解決したい問題が明確になっているから
・選択肢が網羅されているから
この2つが重要です。
反対に、どちらかが欠けると「なるほどね」と言わせる文章は作れないということです。
【まとめ】
今回の文章作成メソッドを簡単にまとめると、以下の通りです。
《文章作成メソッド》
・解決したい問題を考える
・選択肢を網羅して洗い出す
・選んだ理由を加える
・解決策を提案する
この記事を参考に、納得してもらいやすい文章作成を意識してみてください。